20101118
感覚を説明すること
20101112
まぁでも11月だからねぇ
20101108
人より感動しないで、人より感動すること
ちょっと前のお話なのですが、11月3日に放送された「笑ってこらえて吹奏楽の旅 完結編」見られた方いますか?
例のごとく高校生吹奏楽部員が全国大会会場である普門館(要するに甲子園)目指して頑張るドキュメントなんすけどね
■感動ポイント1 「表現という点では同じ」
とある高校の、レベルが急激に上がったきっかけが「よさこいソーランに出場しだしたこと」らしいんですね。
吹奏楽部がよさこいソーラン。しかも地区予選の前にそんなことしちゃってるんですけど、「表現という点では同じ」という顧問の先生の持論、感動した!
■感動ポイント2 「インスト(楽器のみの演奏)を伝える」
吹奏楽ってほとんどが楽器のみの演奏ということでして「伝える」ことが凄く難しいと思うんですね。
けれど今回の全国大会で金賞取ってた高校が、譜面渡されて始めにしてたことは「イメージの共有」でした。
「ここは山からの風が」とか「ここで雪が」「あ~そうそう」みたいな。写真とか持ち出して、絵とか書いて。
言葉が省かれてるのに、より洗練された表現が可能になってる。やってる本人からすれば言葉の代わりとして楽器を用いてるだけですもんね。
当たり前のことを高校生が思い出させてくれます。
-----
「高校生」って人間としていい時期だと思いました。
がむしゃらになれる力と、いろんなことに疑いを持つ力が半々ぐらいで存在している気がします。
(もちろん打算的なナカムラくんは高校生の頃、後者の力の方が大きかった)
その素晴らしい時期に、仲間と何かを成し遂げたり、負けたり、お金のことを考えないで膨大な時間を費やせるということは本当に大切なんじゃないかなと思います。
「いいですねー我々のときとは違うんですね」と、スタジオにお返しされたとき、テリー伊藤さんがそう言ってたのが印象的。
-----
さて本日のタイトル「人より感動しないで、人より感動すること」ですが、みなさんもそうでしょうけれど、何かの分野に入り込むと、それが「分かってきちゃう」ので他のものを否定したくなってきます。
さらにその分野の技術をつけると、今まで手本としてきたものに対してさえも何も思わなくなって来ると思うんです。
けれどもそんな中で「本物」に出会うと、その分とんでもない感動を覚えてしまう、というお話。
僕は加藤ミリヤとかBENIに人の何倍も感動しませんが、吹奏楽部の演奏には人の何倍も感動しました。
…余談ではありますが、今月末ウチの大学の学祭にBENIが来ます。
友人であり音楽を愛しているユウセイくんとベンチに座っていると、学祭委員的な女性が「BENIのチケットいかがですか?!」とかなんとか言って近づいてきた。
なので「BENIのどこがお好きなんですか~?」と物腰柔らかくお聞きすると
「歌詞に共感出来るんですぅぅ~」
って言ってはった。
僕とユウセイくんは空気を読んだ。
その後この話を友人であり音楽を愛しているハラダくんに言うと
「キョウカンってどんな字書いてんだろな」と言ってました。全くだ。
僕の野望としてはBENIの名義を借りて「会いたい けど会えない」っていう詞を書くことです。
何万人キョウカンすんだろ。
いつか普門館(東京都杉並区)で本物の吹奏楽を聞いてみたいものだ。